不登校のまま中学校を卒業し、先生と親の勧めで茨城県の通信制高校に行くことになりました。
高校に行くことになったと言っても、通信制なので学校に行く頻度はかなり少ないです。
中学校や普通の高校は毎日のように登校する必要がありますが、通信の場合は毎日行かなくて良かったです。
そのおかげか何となく学校に行ってみようと思うことが出来、スクーリングがある日はきちんと登校することが出来ました。
ヒッソリ授業を受けてヒッソリ帰ることが出来るので気に入っていましたが、最初のうちは特に楽しいと思うこともなかったです。
ですが、何回目かのスクーリングで声をかけられました。
同じクラスの人で、自分が読んでいる小説が好きということで声をかけてくれたのです。
どちらかと言えばマイナーなライトノベルだったので、まさか自分と同じくその作品が好きな人と出会えると思いませんでした。
授業が始まるのでたくさん話すことは出来ませんでしたが、授業が終わった後に再び話しかけてくれ、そのままベンチで趣味の話をすることになったのです。